35GT-Rには押してはいけないボタンがある!?




35GT-Rにはトランスミッション、電子制御のショックアブソーバー、VDC-R(ビークルダイナミクスコントロール)と呼ばれる横滑り防止装置の制御状態を走行条件に合わせて変えられる機能があります。

エアコンのスイッチの下にそのボタンがありまして各モードに切り替えることができます。



トランスミッションであれば雪道などのすべりやすい特殊路面を走るSNOWモード、Rモードにすると登坂降坂カーブなどが連続する場合にスムーズに走れるとのことです。

35GT-Rはマニュアルとオートマを選ぶことができるのですがマニュアルでトランスミッションをRモードにするとスポーツ走行などですばやく変速できるようでサーキット等を走る場合はこのモードにすると良いのかもしれません。



ショックアブソーバーはCOMFモードにすると乗り心地が重視され、Rモードにすると減衰力を固定しスポーツ走行などでコーナーリング時の安定性を高められるようです。



VDC-R(ビークルダイナミクスコントロール)はRモードにするとノーマル機能に加えより4WDの前後トルク配分を生かした制御ができるとのことです。





で表題の件ですがVDC-Rをオフにするということがなるべく使わない方がいいというボタンになるようです。

このVDC-Rオフはマニュアルにはぬかるみや深雪にはまったときに脱出するためのモードとの記載があります。



この車を中古で購入してまもなく日産のハイパフォーマンスセンターで点検とメンテナンスをしていただいたのですがその際に次のように説明を受けました。

このモードがこれまで使われたかどうか内部のコンピュータに記録されるのですがこの車は一度も押されたことがなくよかったですねと。



これ以上の詳細は聞いておりませんので素人の想像になりますがぬかるみや深雪からの脱出というのは物凄いパワーを使うのではないかと思います。横滑り機能を切ってパワーをかけるというのは車体のどこかしらに負担をかけることになるのかもしれません。


ちなみに私35GT-Rを購入して5年以上経ちますが素人なのでどのモードも一度も使用したことがありません…

しかしながら、私もたまにゆる〜い峠を走ることがありますのでもし押すとしたらトランスミッションのオートマRモードですね。